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HN:
朝霧 翔
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1990/03/31
職業:
しゃかいじーん
趣味:
PC/漫画/ゲーム
自己紹介:
唯一の可愛い特性が動物好き。それ以外は変な物好き。

両目ガン見開いて「なんぞこれ?!」と思えるものが基本的に大好きです。例えば深海魚だったり見た目気持ち悪い植物だったり、擬態とか威嚇したときの生き物だったり。

あとはデフォルト装備ですがパソコン好きです。





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ども~。ついさっき帰ってきたんですけど、それから今までの約30分、まさに怒涛のようでした…(;^_^A


case 1:帰宅

僕と友達は明後日提出のレポートを仕上げようと6時まで学校に残っていた。
北キャンパス1階にある第一実習室、別名「PC室」。
そして第二実習室、別名「WS(ワークステーション)室」。

この二つは1,2年生の情報技術科の領域といっても過言ではなく、例に漏れず本日もカタカタと不規則なキーボードの音が鳴り響いていた。

6時

別段諸注意を受けたことも無かったが、どうやらこの時間になると学校の北キャンパスが閉まるらしい。
先生達の「もう終われ~!」という声が廊下に響き、一斉にコンピュータの電源を落として帰路に就く。

2年生に兄がいる僕はその時チラリと兄の姿を発見し、別段気にとめることも無くそのまま学校をでた。






家の前、僕はアパートの各部屋に備え付けられた玄関先のチャイムを人差し指でこれでもかというほど連打しながら焦っていた。

カギが見つからないのだ

普段入れている財布の中にも見当たらず、ジーパンの中にも無く、パーカーにも入っていない。
考え付くのは「家の中に置きっぱなし」か「鞄の奥底に埋まってる」の2択のみ。
とりあえず何度か鞄の中を漁っては見るのだが一向に見当たらない。

いつも先に家に付いているのだから、と兄に呼びかけてみても返事はなし。
少しの怒りを込めてチャイムをピンポンッ!と鳴らすも無反応。


まだ帰ってきてないのかな・・・?


ふとそんな疑問が浮かんだ。
だが、直後兄のケータイが鳴ったことによりその可能性は消え去った。
《奴は確実にいる!!》

イジメか?5つも年が上のくせして妹をいじめるのか?そんなに楽しいか?

ここまででもう30分は玄関先に立ちっぱなしの状態。
さすがに怒りも満ちてきて、再び人差し指をチャイムに伸ばす。
ピンポーンなんて生易しい音は出さねえさ。

ピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピンピピピピピピピピピピピピピ!!!!!!

これでどうだ!さすがに奴も気付くだろう!




・・・・。





返事がない。ただのクソ兄貴のようだ…。

イジメ?っていうか………、これを気に追い出そうとしてるのか?
今まで一人暮らしを満喫してたってのに今さら妹がやってきたのがそんなに不満だったのか?!

なんだか怒りも消え失せ、再び鞄の中からのカギ捜索を開始。
そして10分が経ち、奥の奥底に埋まったソレを発見!


こんな経緯を得てようやく家に入れたのだった……。






―――――――が、この話はまだまだ終わらない。これは本当の意味で序章に過ぎなかった…。(かなり事実)



case 2:携帯電話


見慣れたフォルムのシンプルなカギを差し込み部屋へと進む。
自室へ向かうにはどうしても兄の部屋を通らないといけないので、それのついでに携帯電話の存在を確認することにした。

先程、僕は部屋の方から鳴った携帯電話の着信音から兄が家にいるものだと確信していたのだが、玄関を開けるとそこに兄の靴は無かった。

ということはつまり、兄は携帯電話を忘れていったということで…。

ちらり、と見るとたたまれたノートパソコンの上に充電器に接続されたままの携帯が。
そしてそれは軽快なリズムと緑のLEDを発光させながらブルブルと震えていた。

そういえば…、さっきから携帯電話は鳴りっぱなしなのだ。

気になってサブ画面に映った着信相手を確認してみる。そこには何故か英語で「My mother」の文字。

―――――何故に?

気になった僕は電話が切れたのを見計らってこちらから母親さんに掛けてみる。
そこでこんな話を聞いた。

要約するとこうなる。

兄は今年の始めに就職が決まった。就職先の食事会が今月の5日にあるらしい。
それが実家からの方が近いということで、前日のうちから家に帰るということを話していたのだ。

これは僕も聞いていたし、僕も水、木と兄が居ないことは理解していた。

だが、問題は僕のもう一人の兄…。つまり次男のことなのだ。

次兄は何の勘違いか、兄が今日帰るものだと思っていたらしい。
車で大学に通っている兄が迎えに来るという事だったのだが、見事に勘違いした次兄は携帯を忘れて連絡が取れない兄に苛立ちを募らせてこちらに向かっているのだという。


それを僕にどうしろと?


その後次兄からも電話やメールで兄の事について話をし、次兄も兄も帰ってきた。

勿論、水曜日に帰る予定だった兄はそんな実家の人たちの事など知らず、ただ携帯電話を家に忘れたことしか感じていなかった。

ごたごたとした話や、ところどころのあきれ果てた溜息、それも僕の部屋で、だ。

こんな気まずい兄弟の会話なんて聞きたくない…。もうパソコンの世界に僕は離脱。

とりあえず帰るのは明日だという旨を伝えた兄は次兄に謝罪をし、とりあえず理解した次兄も帰宅。






・・・・・。





いつもより1時間以上帰りの遅かった兄(連絡手段皆無)に今にも加えたタバコの火を僕に押しつけそうな次兄(僕の独断と偏見で勝手にこんな様子かな…と)。長時間家に入れなくて微妙に苛立っていた僕。

今日は色々と大変でした……。



はぁ…。

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