家族。

次「た、た…助けてにいちゃぁあああん！！天井に、天井に何か居るよ！！」



なんか、微妙にエコーのかかった声で次兄さんが騒いでました。
そこから一体何があったのか


次「俺のケツの中にも何か居るよ！！」

長「ふんばれ！」

次「うぉぉおおおおおいい！！！！」

長「フレッフレッ、●、●、●、●っ！」

次「フレッ、フレッ、●、●、●、●っ！」


「「うぉおおおりゃぁあああああ！！！！！」」








・・・・・・。
どうしてこういう時になると素晴らしい連携プレーをみせてくれるのか。甚だ疑問です。
朝は朝で妙なハイテンションで歌いだすし…（息の合ったデュエットが響きますが、きっとあのパート分けもぶっつけ本番かと…むしろ歌自体が即興だったり…）







兄、か…。









数分後、追記。










トイレから出てきた次兄さんが、隣の部屋で朝霧の名前を二つに区切って歌ってました。
何を考えてるのかさっぱりですし、分かろうとも思いません。


「●、●、○○ちゃん、●●ちゃんちゃん♪～～～～」



割と日常なので気にもならないんです…



――――が


「おい、キモイならキモいって言えよ」



向こうからやってきた。



「…言ってほしいの？」

「俺ぁなぁ、むしろ言われないほうがダメージでかいんだぞ」

「言ってほしいってこと？」

「ああ！」




・・・さて、どうしたものか…(´・ω・`)





「…」



とりあえず無視してみた。
こっちが話を繋げなくても、向こうが勝手に繋げてくるので心配御無用。
このまま居間の方に戻ってくれるのをじっと待っていよう。




「言え！さあ！キモいって言え！！！」



そうきたか。



…どうしよう、これ絶対しつこい。
部屋の中に入ってきて、あまつ人が寝てる布団の中に頭からつっこんでくる。絶対。前もあったもん。




「…キモい」



ということで、お望み通り言ってみた。
別に思ってはいませんが（思えるほど真剣に聞いてないし）



「おにいちゃぁああああん、●●にキモいって言われたぁああああああああ！！！」

「言えって言ったんじゃん！？Σ（゜Д゜；）」



泣き真似して走ってった…。














まぁ、きっと向こうは満足できたんじゃないかな、なんて。（そういう人なので）







弁解になりますが、別に次兄さんが嫌いなわけじゃないんです。
家族や親戚のことはちゃんと想っててくれるし、芯も通った人ですから。
ただなんというか、朝霧ですら疑問に思えるほど不思議な人なのです。





これはこれですごく面白いよね…。+゜(´▽｀)。+楽しい人だと思います。