久々に実家に戻ってきました。

――金曜日の電話

放課後学校に残っていたら、母から電話が来ました。

「はいはいー。どしたん？」

≪今日金曜日なんだけどさ、どうするの？（実家に帰るか帰らないか的な方向で）≫


実は数日前、３連休なんだけど帰れるかなぁ、と母にメールをとっていました。
が、母から
"教習所があるなら早めに終わらせたほうが良いよ"
と来たのでその話は消えたんだと思っていたのですが…

何故か地元の方では"この３連休に娘が帰ってくる"という事になっていたらしく、何故か話が進んでいました

「……あれ、教習所だから帰らないってなったんじゃなかった？」

≪え、そうなの？土曜日の教習所って何時に終わる？≫

「そうなのって……えっと、一応４時には終わるけど」

≪じゃあその頃迎えにいくよ≫











・・・・・と、いうわけで

只今、実家からの日記更新となります。
色々長いので続きはリンクから

朝霧の家は玄関が広く、入口から一番近い部屋が居間、部屋同士の仕切りは障子かフスマという、所謂日本家屋とかいうやつです。

昔、この辺りの湖が台風（二つ重なって大型になったもの）によって氾濫し、大きな水害があったそうな。
今は亡き祖父母が住んでいた家も流されてしまい、多くの死者が出た、と聞いたことがあります。

当然水があふれ、泥に埋まった場所で生活することは出来ず、仮に住めるようにと昔の人達が開拓して一つの集落を作ったそうな。

それが"移住地"と呼ばれる朝霧の地元だったりします。
（ちゃんと土地名もありますが、こっちのほうが呼びなれてるもので…）


今住んでる家はその頃に祖父母が建てたものなんだとか…






―――――で、これが何に繋がるのかというと






こちら。

この謎の物体が廊下にある棚の上に置いてありました。
ちなみに日本家屋は"廊下が広くて吹き抜けになってる"のが特徴らしいです。



…何だろう、これ…(´・ω・`)



不思議に思ってまじまじと見る。
どこで入手してきたかは全然分からないけれど、この鳥皮を意識した表面の凹凸といい…なんとなく気持ち悪い

そう思っていると、横から母が

「そういえばこれ初めて見るんだよね？」

物凄く楽しそうに言う母。
そういうとそれをぐわしっ、とわしずかみにし、手の力を込めてソレを握りつぶす。

中身が空洞になっているので当然の如くソレはふにゃりと潰れ、ただでさえ変な顏がさらに変になった。
そして手を離すと…







なんとも喧しい音を立ててそれは鳴った。
ああ、なるほど…こういうのだったんだぁ…





頭は冷静にソレの仕組みを理解していた。
ただ、突然予想だにしない音がしたもので身体は硬直。
それと…





「この顏がこの音を出してるのか」

そう思うと無性に笑いが込み上げ、腹を抱えて笑った。
本当にお腹が痛くなりました



しかも、凄く楽しいらしく、何度も何度も鳴らしてはその顔を執拗に近づけてくる母。
その様がさらに笑いを増長させ、約３分ひたすら笑い続けてました。





そして、掘り返すのが日本家屋。
この場所、吹き抜け状なんです。

当然ながら、こんなものを鳴らせば家のどこに居ても聞こえるし、下手をすれば２つ隣の親戚の家までも聞こえる訳です


そもそも何でこんな場所にあるんだろう…飾り？とそう思って聞いてみると、
母曰く


「これでお父さんとか起してるんだよ」


目覚まし。らしい。




そっか、毎朝６時位にこれ鳴らしてるんだ…
我が家平和すぎだろｗｗｗｗｗｗ







その後、仕事から帰ってきた次兄に聴いてみたところ

「お前、これで毎朝起こされる俺の身にもなってみろよ…」

とのこと。
でも次兄は口では嫌そうに言ってたけど、満更でも無さそうでした…。
結局は血だ、と(*´ω｀*)





久々の帰郷で大笑いした一日でしたｗｗ